make it happen 声を出して
声には力がある、宿ると言うけれど
それは、
声を出す、発声することで音が生まれる。
音は振動となって相手に伝わる。
その振動が相手にとって心地よいものになるのか、
または気分を害するものになるのかは
振動+その人の思い=霊が宿ることで変わる。
私は昔から喉が弱くて、すぐ扁桃腺を腫らして熱を出してた。
今思えば、言いたいことが言えなかったのかも。
父が咽頭癌で声帯を失い、筆談でやりとりしていた頃、
私は会社で人間関係で悩んでたことを、ふと話してしまったら
「声が出るなら話しなさい」
とホワイトボードに書いてくれた。
声を失ったからこそ、声の大切さがわかる深い言葉。
これが父から私への遺言に。
本当に翌朝、天国へ旅立ってしまったの。
それからは自分が発言できるチャンスがある時は、言ってきた。
頭悪いし不器用だから直球しか投げられなくて、摩擦を産むこと数知れず。
時には貝にならざるを得ないこともあった。
自分の意見を言うのが怖くなって、周りを伺うことが多くなった。
本音を言えるのは、片手いるかいないかの、ごくわずかな友人だけ。
その後、秘書検定の実技試験で緊張のあまり、声が出にくくなって呂律も回らなかったことがあってから、大人数の前で話すのも苦手になった。
そこから10年以上経ち、ひょんなことからアロマセラピストになり、サロンで導入している手技、エフェクティブタッチ®️の上級インストラクターになって生徒さんに教える立場になった時、秘書検定の時のことを思い出してブルーになり、こんな声で説得力出るのかな〜と心配に。
フジテレビアナウンサーに発声を教えたという方のセミナーに参加して勉強したこともあった。
私が言い放った言葉(音霊)が、鋭い刃となって相手の急所を突くこともあれば
逆にそれがきっかけとなって、物事が好転動することもあるのは事実。
さと子は言い方がキツイよね。
ハッキリ言ってくれるからわかりやすい。
潔くていいよね。
一体どんな声を出せばいいの。
声、そして声を出すことにはずっと悩まされてきた。
けれど・・
数年前、占い師さんから「(仕事で)声を使うとかどうですか?」
タイムウェーバーでも「「声」って出てるよ」
ヒーリングをしている友人から「さと子さん、声を使ってみたらどうかな」
私の声で何をするの?
何を話せというの?
こんな声が誰かのお役に立てるの?
私は自分の声が嫌いなのに。
わからない。
悩みにどっぷり浸かっている時に、家庭内で問題勃発。
堰を切ったかのように私が喋り出した。
今まで話せなかったのが嘘みたいに。
それは、相手の急所を突く言葉だった。
これで人生が好転するのならと、覚悟を決めた。
make it happen
何かを動かすなら声を出すの。
勇気を持って。